Vol.117 【感想・レビュー】見た目が気になる 〜「からだ」の悩みを解きほぐす26のヒント〜

見た目が気になる 知っておきたい社会の話

※この記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは!今回は第117回目になります!

今回は、『見た目が気になる 〜「からだ」の悩みを解きほぐす26のヒント〜』という本について書きたいと思います。

この本、めちゃくちゃ面白いです!

筆者は、なんと26人!

年齢、性別、職業、抱えているモノ、何もかもが違う26人が、それぞれ「見た目」について語るエッセイ本。

絶対に、皆さんも共感できる記事があるはずです。

しかも、それぞれ10ページも満たない記事なので、サクッと読めちゃいます!

今回のブログでは、26個の中から3つ、印象に残ったものを紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。

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長井短著|私が私であることがSSR

長井短著|私が私であることがSSR

まず初めに、長井短さんが書いた「私が私であることがSSR」という記事。

長井短さんは、演劇モデルの方です(スポティファイのCMにも出ていますね)

この記事、本当に良かったな、と思ったんですよ。

長井さんですが、ネットで色々と悪口が書かれているようです。

そして、リアルでも、先輩に「デカっ、巨人じゃんー」なんて言われたり。

でも、ある時、こう気付いたようです。

「あれ、そういえば、私のことデカいと言っているのは、同じように背の高い人ではない」

「眠そう、と言ってくるのは、眠そうな顔つきの人ではない」

悪意のあるなしに関わらず、人はきっと、出会った相手と自分の違いを探してしまうものなのかもしれない。

背が高いことも、眠そうな目も、指摘した相手は持っていないものだ。

と、気づくのです。

そして、長井さんは、こう思います。

そう思うと、私の見た目ってレア?SSR?

だとしたら、今まで散々言われた悪口も、称賛に思えてくる。

珍しさには、価値があるからね、と。

確かに、そこら辺の鳩よりも、パンダの方が人気がありますからね。

そして、最後に、こう書かれています。

「珍しいことは、美しいって思います。珍しいまま生きる強さは、とても美しいのです」、と。

いかがですか?

僕の文章では、これっぽっちしか伝えることが出来ませんが、とっても勇気の湧いてくる文章だと思えませんか?

人それぞれコンプレックスは必ずあるはずです。

でも、それ自体がレアでSSRとまで言ってくれる。

もちろん、プラス思考ばかりじゃいられないし、他人からの言葉で傷つくこともある。

でも、こうして肯定してくれる場面も、きっとあるはずです。

とっても、前向きになれる文章でしたので、紹介させていただきました。

カレー沢薫著|なぜ「見た目いじり」はなくならないのか

カレー沢薫著|なぜ「見た目いじり」はなくならないのか

続いて、カレー沢薫さん著の、『なぜ「見た目いじり」はなくならないのか』という記事について。

皆さん、なぜだと思いますか?

カレー沢薫さんは、「それが受けた歴史があるから」と答えています(納得)

「見た目いじり」や「ブスネタ」に需要があるうちは、続いてしまうのだ。と書いています。

そういえば、昔、「ブスの瞳に恋してる」といったドラマがありましたよね。

今だったら、間違いなく炎上です(笑)

話を戻すと、『見た目いじりをなくしたいときは、「笑わない」から始めて欲しい』と書いてありました。

どうでしょう?

見た目いじりに笑っていたら、またその人は、ウケたと思って繰り返します。

だから、まずは笑うことから始めること。

どれだけ面白くても、「笑ってはいけないブスディス24時」だと思って耐え、シラけの呼吸全集中で乗り切ってほしい。

とのことです。

そして、最後に、こう書かれています。

『もし見た目いじりをされたら、自分がブスなのが悪いのではなく、「それをいじってくる相手が悪い」という「自信」を持って欲しい』、と。

今の時代、ルッキズム(外見至上主義)という風潮は廃れつつあると思います。

イケメン・美人は、少し困るかもしれません。

でも、僕には関係がないので、ぜひこの風潮が進めばと思います。

サリー楓著|わかりやすいラベルで「何者か」は決まらない

サリー楓著|わかりやすいラベルで「何者か」は決まらない

最後に、建築家で、トランスジェンダーのサリー楓さんの記事を紹介します。

トランスジェンダー、皆さんご存知かと思いますが、自分の思う性と体の性が一致しない人のことです。

LGBTQのTですね。

昔、金八先生で上戸彩さんが演じた生徒が、トランスジェンダーだった気がします。

サリー楓さんは、22歳まで、見た目も男性として生きてきたようです。

しかし、大学院に入って「建築家になるために、女性としてコンディションを整えよう」と決意。

そこから、女性として生きているようです。

サリー楓さんには、使命があるようです。

それは、「建築家として、会社員として、トランスジェンダーとして、普通に生きている姿を見せること」

サリー楓さん自身は、女性として生き始めた時、それほど人生は悪い方向へは転ばなかったようです。

でも、それは運が良かっただけ、とおっしゃっています。

世の中には、まだまだ偏見があって、トランスジェンダーが普通に生きていくことが当たり前でない、と書かれています。

だから、サリー楓さん自身が、身を持って当たり前に社会で生きていることを証明したいのだ、と言います。

かっこいい!

最近、芸能界でも、氷川きよしさんが、思っ切り振り切ってて、なんかすごくかっこよくないですか?

自分の性に悩んでいる方も、こうやって堂々と生きれたらいいですよね。

そのために、世の中がもっと変わっていけたら、と思います。

最後に

見た目が気になる

今回は、「見た目が気になる」という本について、書いてみました。

他にも、とっても面白い記事がたくさんあります。

ぜひ手に取って読んでみてください。

ちなみに、多様性について、海外事情を知りたい方は、ぜひ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」という本をオススメします。

筆者が、中学生の息子を通して、イギリスの状況や多様性について、書き記した本です。

以下の記事では、僕なりにこちらの本について思った感想を記事を書いています。

こちらもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
komo

ちょっぴり繊細長女・マイウェイ次女・甘えん坊ベイビー長男・石橋を叩き気味な妻と暮らす32歳会社員👨
そんな私の毎日をブログで発信中。
自分の不器用さに呆れながらも、なんとか日々平凡な暮らしをしています。
小説を読むのが好き📕
2025年4月まで育休予定🧑‍🍼

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