こんにちは!今回は第14回目になります!
今回は、「ラクロス二軍コーチ時の話」をテーマに書きたいと思います。
僕は大学時代ラクロス部に所属していました。
以前のブログでも書いた通り、実力不足からプレーヤーを早期引退し、4年生の夏から学生コーチをしていました。
その時、見ていたのが、二軍チーム、つまりBチームです。
今回は、学生コーチをしていた時にフォーカスして、書きたいと思います。
学生ラクロスコーチになったきっかけ
先述の通り、4年生の夏から学生コーチをしました。
僕のコーチとしての役割は、明確でした。「気持ち」を伝えることです。
技術を教えることなんて、たかが知れていますからね。
後輩たちに、「僕が後悔していること」を伝え、叱咤激励をすることが役割でしたね。
僕は、他の学生コーチより、後にコーチに就任していました。
プレーヤー引退勧告を一度断ったからです。
いい意味でも悪い意味でも、諦めが悪かった…!
だから、周りもその「諦めの悪さ」を認めてくれていました。
「もっと練習したら良かった、と一番後悔しているのはお前だ!だからこそ伝えられるものがある!」
と言われたりね。
諦めの悪さが、いい方向に向かうことを期待してくれました。
最悪の学生ラクロスコーチ
しかし、結果は最悪でした。
Bコーチに就任してからは、ずっとこの言葉を言っていました。
「試合出場のチャンスがあるんだから、もっと真剣に練習しろ!」と。
聞こえはいいと思います。
でも、僕の場合は、その文面の前に個人的な感情をぶつけていました。
「(俺は試合に出る可能性はないのに、お前らは)試合出場のチャンスがあるんだから、もっと真剣に練習しろ!」と。
完全な八つ当たりです。本当に情けない。
ある後輩から、こんな言葉を言われました。
「あなたから何を言われても、頑張ろうと思えない」
怒る気にもなりませんでした。
そりゃそうだよな、と心から思いました。本当にごめん。
自分が何の為に存在しているのかが、全く分からなくなりました。
USJをV字回復した森岡毅氏の著書「苦しかったときの話をしようか」(出版社 ダイヤモンド社)にこんなことが書かれています。
人はどういうときに最も苦しいのか?それは働いて働いて、死ぬほど忙しいときでは決してない。会社の上司や周囲の評価が厳しいときは、辛いのは間違いないけれども、それも最も苦しいときではない。人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっているとき。自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれたときだ。
まさに、そんな状況でした。
暗闇の中、自分の存在感を見失い、毎日泣いていましたね。
僕の尊敬するBコーチ仲間
先に引退したBコーチ仲間
一緒にBコーチをしていた友人がいます。
彼は僕より早くプレーヤーを引退し、学生Bコーチをしていました。
彼も僕と同様悔しい気持ちを持っていました。
でも、自分でコントロールして、それを他人にぶつけることはありませんでした。
僕とは大違いです。出来た人間です。
人の悪口も言いませんし、自分を大きく見せることもない。自然体なんですね。
だから、後輩からも慕われていましたね。
4年間一緒にいましたが、彼への悪口を聞いたことはありません。
そんな彼と一緒にBコーチをしていました。
本当にすごいなと思ったのが、ランニングトレーニング(ラントレ)に毎回参加していること。
コーチはラントレの参加義務はありません。でも、彼は毎回参加していました。
我が母校ラクロス部のラントレ
あえて、僕らがどんなラントレをしていたか書きます。
大体、150m×10本です。楽そうに見えますか?
めっちゃしんどいです。
毎回の休憩が30秒なんですよ、、、
走ったらすぐ、もう一回走ります。休憩なんてあったもんじゃない、、、
そして、制限タイム付きです。(大体26秒でした)
1人でもタイムを切れなかったら、、、
みんなでもう一回走ります。(道連れ…)
例えば、6本目を走っても、誰か1人がタイムを切れなったらもう一回6本目でした。
6本目〜、、、6本目〜、、、6本目〜
と、繰り返されます。(地獄…)
終わりの見えないゴールに向かって走り続けます。
肉体的にも精神的にも辛かったですね。
余談ですが、以前久しぶりに学生時代のラントレをしようと試みました。
1本目で挫折です。その夜38度の熱が出ました、、、
ラクロス部学生コーチがラントレを続けた理由
話を戻します。
彼は自身がプレーヤーを引退してから半年間ずっと走ってました。
理由は「後輩の励みになるから」と。
文章にすると簡単に見えますが、他人のためにこれだけ頑張れるのは、本当に凄いです。
彼が後輩から慕われる理由が分かりますね。
尊敬している人は誰?と聞かれたら、一番に彼の顔が浮かびます。
最後に
社会人4年目のことだったと思います。
久しぶりに彼と会って話すと「仕事がうまくいかない」とボヤいていました。
でも、色々と話すと「朝早く出勤しているのは継続してる。それは誰でも出来るからさ」と言っていました。
めちゃくちゃ刺激もらいましたね。
翌朝から早起き実践するようになりました。
今は、、、毎日じゃないなぁ、、、
このブログ書いていて、色々思い出しましたね。
こんな苦しい時期はあったけど、ラクロス部での活動は本当に財産です。
しんどいラントレも思い出話になります。
今回書いた彼について、本人がこのブログ読んでくれたら嬉しいなと思います。
読んでいる方も、何かプラスに思えてくれたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以下の記事では、大学ラクロス全体の話を書いています。
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