こんにちは、みなさん!
今回は、PHP研究所の書籍『言葉の力』についてレビュー記事を書いていこうと思います。
この本では、様々な分野で活躍する43人が、自分の人生を支えてきた言葉を紹介しています。
43人の中には、“やなせたかしさん”“水木しげるさん”“和田アキ子さん”など、著名な方ばかり。
この本を読むと、現代を生きる偉人たちも、言葉によって励まされ、支えられてきたのが分かります。
みなさんも、“励ましてくれた言葉”や“支えてくれた言葉”は、必ずあるのではないでしょうか?
人生の岐路で迷われている人、
心の支えが必要な人、
そっと背中を押してほしい人、
そんな方にぜひ読んでもらいた本でございます。
今回は、こちらの本の内容を一部ご紹介します。
言葉の力/日野原重明
まず、日野原重明さんの記事をご紹介させていただきます。
すでに日野原さんは、故人となっておりますが、執筆当時99歳。
しかし、99歳になってもなお、モンゴルで講演を行ったり、
今年の目標は、「ミュージカル講演をニューヨークで成功させる」こと、
とおっしゃったり。
非常にアクティブに動かれていたようです。
ちなみに、95歳でゴルフを始めたとのこと。
記事の最後には、「やりたいことは、まだまだ山ほどあるんですよ」
と、書いていらっしゃいました。
みなさん、いかがでしょうか?
なかなか、こんな活動的な高齢者って、いらっしゃいませんよね。
日野原さんは、結局105歳まで生きられたようです。
素敵な人生だったでしょうね。
“何事も始めるのに遅いことなんてない”
と、思わせてくれた記事でした。
言葉の力/市川團十郎
続きまして、12代目市川團十郎さんの記事。
みなさんが想像する市川海老蔵さんのお父さんです。
市川團十郎さんは、息子さんにこう聞かせて育てたそうです。
「人を人と思いなさい」
単純なことですが、「人」を「人」だと思うことです。
ただ、忙しない日常生活の中で、みなさんこれをきちんと出来ていますでしょうか?
例えば、店員さんにぶっきらぼうに当たってしまったり、暴言を吐いたり。
人を傷つけることもあるでしょう。
しかし、「この人も自分と同じ人間なんだ。この人にも大切な家族がいて、そこには人生があるんだ」
と思えば、絶対にその人を傷つけたり出来ない。とおっしゃるのです。
みなさん、どう思われますか?
この話を読んで、私自身反省をしました。
みなさんも少しでいいから、「人を人だと思うこと」を意識してみませんか?
言葉の力/やなせたかし
最後に、やなせたかしさんの記事を。
ご存知の方も多いですが、アンパンマンの作者です。
みなさん、ご存知でしたか?
アンパンマンの初めての絵本が出たのが、やなせたかしさんが50歳を少し過ぎたときだったようです。
そして、50歳で、「何とかやっていけそうだ」と思ったとのこと。
そんな感じだから、50歳までは、「人生の準備期間だと思って、のんびりやればいいんですよ」
と、書いていらっしゃいました。
人生100年時代。
そう考えると、50歳ってやっと折り返し地点ですよね。
だから、50歳までを準備期間と考えるのは、たしかに理にかなっている。
なるほど、こういう生き方もあるんだな、と思いました。
私は現在32歳。
あと50歳まで18年あります。
「意外と短いな…」とも思いますが、あせらず人生の準備期間を充実させていきたいですね。
最後に
今回は、PHP研究所の「言葉の力」について書いてみました。
この本が発行されたのが2012年。
今から12年前です。
しかし、こちらの本は、記事をまとめ上げられて単行本化しています。
そして、それぞれの執筆記事の発行年については、バラバラ。
中には2001年の記事もあります。
なので、古い本・古い記事にはなります。
ただ、色褪せない。
年長者の言葉たちは、「ハッとさせる気づき」があり、どんなに昔の言葉でも、腹落ちする内容が随所に散りばめられています。
みなさんもぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
最後に、同じく「人生の格言」のような著書としておすすめしたいのが、小池一夫さんの「人生の結論」
こちらについてもレビュー記事を書いていますので、ぜひご覧ください。
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