Vol.125 古内一絵おすすめ小説5選をご紹介!|ホッとできて前向きになれる

古内一絵 おすすめ 小説レビュー

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こんにちは!今回は第125回目になります!

今回は、『古内一絵』さんのおすすめ作品を5つご紹介させていただきます。

僕が『古内一絵』さんの作品が好きなのは、物語にとっても共感できるから。

綺麗事だけではない複雑な人間心理を、非常に繊細に描かれています。

時には剥き出しの嫉妬心であったりも。

今回は、その『古内一絵』さんの作品の中から、珠玉の5冊を紹介させていただきます。

ぜひ最後までご覧ください。

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古内一絵おすすめ小説①|マカン・マランシリーズ

まず初めにご紹介したいのが、『マカン・マラン』シリーズ。

『マカン・マラン』シリーズは、計4冊あります↓

  • 『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』
  • 『女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび』
  • 『きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび』
  • 『さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい』

最初は1冊のつもりだったのが、好評だったので続編が作られたようです(納得)

『マカン・マラン』シリーズ、めちゃくちゃいいですよ!

僕が初めて読んだ『古内一絵』さんの本で、こっからどハマりしました。

この『マカン・マラン』は、1冊の本で4章から成り立っており、毎回主人公が変わります。

彼らの異なる物語が描かれるわけですが、共通するのが1つ。

それが、『人生をもがき苦しんでいる』こと。

そんな彼らは、偶然にも夜食カフェ『マカン・マラン』に行き着きます。

そこで出会うのが、店主でドラァグクイーン(おかま)の“シャール“。

このシャールが、本当に魅力的なキャラクターなんですよ!

シャールの言葉たちは、フッと心を軽くしてくれたり、背中を押してくれたり。

主人公だけでなく、読者もきっと励まされるはずです。

心が疲れている方は、ぜひ読んでみてください。

古内一絵おすすめ小説②|十六夜荘ノート

十六夜荘ノート。

これもまた、めちゃくちゃいい物語です。

この物語は、2つの視点から描かれています。

主人公の一人は、現代に生きる雄哉。

そして、もう一人の主人公は、雄哉の大伯母の玉青。

玉青の物語は、戦時中から戦後が描かれています。

僕らの歴史観って、「戦後すぐに日本は成長して、一気に先進国に上り詰めた」という認識じゃないですか?

でも、やはりそこは敗戦国。

暗い歴史もあったようです。

この物語では、戦争の悲惨さ恐ろしさがギュッと詰まっていて、心にズシンときた重みがあります。

そこで必死に生きる玉青の生き方が、本当にすごい。

もちろんフィクションなんですけど、戦中戦後の玉青の生き方に圧倒されました。

また、現代を生きる雄哉の物語も、いいアクセントになっています。

物語の最後には、この2つの物語が繋がっていたことに気付かされます。

ドラマチックで、尚且つ力強さも随所に光る、とっても素敵な小説です。

古内一絵おすすめ小説③|最高のアフタヌーンティーの作り方

『最高のアフタヌーンティーの作り方』は、ホテルのラウンジを舞台にした小説です。

とってもアフタヌーンティーに行きたくなります(笑)

主人公は、老舗・桜山ホテルに勤める遠山涼音。

念願かなって、アフタヌーンティーチームへ異動したところから、物語は始まります。

必死に頑張りたい。

そう思って、気合いを入れた初めての企画書は、あっさりシェフ・パティシエの飛鳥井達也に却下されます。

“あれ、もしかしたら、また私、空回りしてる?“

そう思いながら、悩む涼音。

『最高のアフタヌーンティー』は、一体どうしたら、作れるのだろうか。

苦戦しながら、もがきながら、涼音は、自分なりの『最高のアフタヌーンティー』を練り上げていきます。


真っ直ぐに努力する涼音の生き方に、共感できる方も多いのではないでしょうか。

温かな気持ち溢れる、とっても素敵なストーリーです。

古内一絵おすすめ小説④|キネマトグラフィカ

映画会社を舞台にした物語です。

古内一絵さんも、実は映画会社に勤務したのちデビューしてます。

だからなのか、小説を読んでいて、本当に映像が浮かんでくるような感覚になりました。

この小説の主人公は、老舗映画会社の同期入社男女6人 。

彼らそれぞれの視点で描かれているので、アナザーストーリーだらけで、とっても面白い!

また、平成初期の会社の雰囲気が、リアルに描かれているので、平成元年入社組の主人公たちと同世代の方は、懐かしく感じられるのでないでしょうか?

ちょっと懐かしい平成レトロな物語です。

古内一絵おすすめ小説⑤|お誕生会クロニクル

お誕生会をテーマにした短編小説集です。

お誕生会というテーマで、これだけの切り口があるのか!と感嘆しました。

短編集なので、サクッと読めるのですが、一つ一つの読み応えは抜群。

華やかなイメージのお誕生会とは裏腹に、登場人物のネガティヴな内面が見事に描かれています。

それでいて、一つ一つのストーリーの最後には、暖かい気持ちに包まれる。

人間の嫉妬やエゴ、虚栄心と優しさ、これらを全部ひっくるめて、人間らしさ全開の短編集です。

最後に

古内一絵 おすすめ

今回は、『古内一絵』さんのおすすめ作品を5つご紹介させていただきました。

他の小説ももちろん素晴らしいのですが、今回ご紹介した5冊は、その中でも抜群です。

特に『マカン・マラン』は、好き嫌いなく読まれるのではないでしょうか?

ぜひ、これをスタートに古内一絵ワールドにハマってください(笑)

『マカン・マラン』に関しては、別の記事でまるまる詳しく書いています。

ぜひ合わせてご覧ください。

この記事を書いた人
komo

3人の子どもを育てるパパです
実体験と趣味の読書を中心に、
日常の気づきや子育てをブログに綴っています😊

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