男性が長期育休を取ると、キャリアに不利になるのでしょうか。
「昇進が遅れるのでは」「後輩に追い抜かれるのでは」と、不安に感じる方も多いと思います。
僕自身、新卒で入社した会社に12年勤務し、2023年8月から2025年3月までの1年8か月間、育児休業を取得しました。
現在34歳、復職して9か月が経った立場から、男性の長期育休がキャリアに与えるリアルな影響をお伝えします。
この記事では、
- 後輩にキャリアを抜かれた実体験
- 育休後、仕事についていけたのか
- 育休は本当にキャリアの後退なのか
を、社労士合格者の視点と一人の会社員としての本音で解説します。
「育休を取りたいけれど、キャリアが不安」
そんなあなたの判断材料になれば幸いです。
男性が長期育休を取ると後輩にキャリアを抜かれる?
僕が育休を取得していた1年8か月の間に、年度末を2回迎えました。
そのため、人も組織も大きく様変わりしていました。
育休前、僕の部署はマネージャー1名と一般社員の僕1人、という体制でした。
ところが復帰してみると、部署が統合され、5人体制になっていたのです。
変わったのは人数だけではありません。
人数増加に伴い、新たに「チームリーダー」というポジションが設けられていました。
そして、そのチームリーダーに就任していたのは、
社歴も年齢も僕より若い後輩でした。
正直に言うと、「キャリア的には先を越されたな」と感じました。
もし育休を取らずに働き続けていたら、
おそらく自分がそのポジションに就いていたのではないかと思います。
悔しさがまったくなかったと言えば、嘘になります。
長期間の育休を取得する場合、
後輩にキャリアを追い越される可能性があることは、ある程度覚悟が必要だと感じました。
育休後、仕事についていける?ブランクの実際
次に、「仕事を忘れてしまわないか」という点についてです。
結論から言うと、これは何とかなりました。
正直、もっと忘れているだろうと覚悟していたのですが、
復帰後、仕事そのものには比較的すぐ慣れることができました。
ただし、育休期間中にリリースされた新商品や新サービス、社内制度については、
必死にキャッチアップする必要がありました。
同僚のフォローもあり、現在は何とか対応できています。
この経験から言えるのは、
**「アップデートは必要だが、仕事自体は何とかなる」**ということです。
他の同僚にも話を聞きましたが、
「育休を取っても、仕事を完全に忘れてしまった」という人はほとんどいませんでした。
そのため、
「育休を取ると仕事ができなくなるのでは」と過度に心配する必要はないと思います。
この点は、安心してもらって大丈夫です。
男性育休はキャリアの後退につながるのか【社労士合格者の結論】
厚生労働省の調査によると、男性の育児休業取得率は直近の調査で過去最高を更新しており、制度としては確実に「利用されるもの」になってきています。
でも、いざ男性が長期育休を取ると「キャリアが後退するのでは」と不安に感じる方は多いと思います。
では、「育休はキャリアの後退につながるのか」。
確かに僕自身、後輩に役職を先に取られるという経験をしました。
その後輩は、実際に大きく成長しており、
「他人と比べる」という視点では、育休はキャリアの後退に見えるかもしれません。
では、「過去の自分と比べる」とどうでしょうか。
僕自身は、
**「育休を取ったことで、むしろキャリアを前進させることができた」**と感じています。
育休中は育児で忙しいのは事実ですが、
働いている時と比べると、自己研鑽に使える時間を確保しやすいのも事実です。
僕は育休中に、
・社会保険労務士
・キャリアコンサルタント
・TOEIC 760点
といった資格・成果を得ることができました。
このブログを読んでいるあなたは、
きっとキャリアへの関心が高い方だと思います。
不安はあっても、
自己研鑽に時間を使おうと考える方が多いはずです。
「他人」ではなく「自分」と比べるなら、
育休期間を使ってキャリアを前進させることは十分可能です。
最後に
今回は、育休とキャリアの関係について、僕自身の経験をもとに書いてみました。
このブログが、
「育休を取るべきか」「キャリアへの影響が不安だ」と悩んでいる
読者のあなたの参考になれば幸いです。
このブログでは、
社労士の入り口に立つ立場から、
「キャリア」や「働く現場のリアル」を等身大で発信していきます。
同じように迷いながら働くあなたに、
少しでもヒントや共感を届けられたら嬉しいです。
次回の記事も、ぜひ読んでください。




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