こんにちは!今回は第43回目になります!
今回は、「スマホ中毒」について書きたいと思います。
みなさん、スマホを1日3時間以上使用していませんか?
1日中スマホを見ているという人も多いかと思います。
今回は、スマホ中毒について「スマホ脳」という本を元に解説したいと思います。
著者はスウェーデン出身の精神科医アンデシュ・ハンセンさんです。
スマホ時間を制限したい!他のことに集中したい!
そう思っている方、ぜひ最後までご覧ください!
スマホに夢中になる理由
突然ですが、“ドーパミン”ってご存知ですか?
よく報酬物質と呼ばれますが、最も重要な役割は“何に集中させるかを選択させること”です。
例えば、腹ペコのとき食べ物を見たらドーパミンが増えます。
ドーパミンが増えるのは、食べている最中ではなく、食べ物を見たとき。
つまりドーパミンは人間の行動を促進する物質です。
そして、スマホもドーパミン量を増やします。
人間の脳は新しい情報を探そうとする本能があり、この本能の裏側にある脳内物質はドーパミンです。
私たちの祖先は食糧や資源が不足していた世界で生きていました。
だから、新たな世界を求めて行動するような本能を備えています。
スマホは新しい情報を大量に運んできてくれます。
スマホに夢中になるのは、人間の本能として仕方ないことかもしれませんね。
SNSについて
人間はゴシップ情報が大好きです。
他人の噂話で盛り上がるのは鉄板ではないでしょうか?
これも人間の本能です。
古代、人間の1割から2割が他人に殺されていた世界では、他人がどんな人なのか?という情報は大切でした。
他人に注目しないと、自分が殺される危険性が普通にあり得た時代ですから。
だから脳は他人の情報を得るのと満足感を得るように進化してきました。
SNSは他人の情報の宝庫です。
SNSに夢中になってしまうのも、当然ですね。
スマホの弊害
集中力への弊害
スマホの弊害といえば、まず集中力の欠如が挙げられます。
例えばテーブルにスマホがある状態で食事会をすると、楽しくなくなるようです。
それは、スマホを無視することに集中力が割かれて、会話に集中できないからです。
僕も集中したいとき、スマホは視界に入らないようにしています。
スマホ自体を見るだけで集中力が欠けるんです。
ティッシュを置いて隠したりしますね。
睡眠への弊害
メラトニンというホルモンをご存知ですか?
眠りにつく時間を身体に知らせるものです。
分泌量は日中は少なく、夜にかけて多くなります。
ブルーライトにはメラトニンを抑える効果があります。
スマホはブルーライトを発します。
寝る前にスマホをいじると寝付けなくなるのはこのせいです。
子どもがバカになる
若者の方がスマホ依存症に罹りやすいようです。
ドーパミンが1番活発なのはティーンエイジャーの頃です。
中高生がスマホに依存しているのも納得ですね。
スマホに夢中で勉強に手がつかない人も多いと思います。
また、幼児学習にはタブレットは向かないと著者は指摘しています。
例えばパズル遊び。
本物のパズルをすることで、指の運動能力を鍛え形や材質の感覚を身につける。
そういった効果はタブレットでは失われてしまうからです。
最後に
今回は「スマホ中毒」について書いてみました。
筆者の方でデジタル時代のアドバイスを最後に書いています。
「自分のスマホ時間を知ろう」とか「プッシュ通知をオフにしよう」とか。
中でも面白かったのは「スマホ画面をモノクロにしよう」というもの。
色のない画面の方がドーパミンの放出量が少ないようです。
自分で設定できるので、興味がある方は設定してみてください。
今回参考にしたスマホ脳という本、めちゃくちゃ面白いです。
気になった方、ぜひ手に取って本を読んでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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