Vol.79 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー |あらすじとレビュー・感想

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 知っておきたい社会の話

※この記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは!今回は第79回目になります!

今回は、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」について書きたいと思います。

知っている方も多いと思いますが、こちらは本のタイトルです。

読んだことある方も多いのではないでしょうか?

本屋でも平積みされていましたね。

作者はブレイディみかこさんという方で、英国に暮らす日本人の方です。

この「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」は、彼女の息子の中学校生活の話です。

とにかく、こちらの本がとても面白かったので、今回ブログで書きたいなと思いました。

ぜひ最後までご覧ください。

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー あらすじ

ダイバーシティ

先述の通り、こちらの本は、筆者の息子の中学校生活の話です。

彼女の息子は、日本人(筆者)とアイルランド人(夫)の子どもです。

彼女の息子は、小学校までは市の学校ランキング1位の公立カトリック校に通っていました。

こちらの小学校では、裕福な家庭も多く平和な小学校だったようです。

しかし、見学会をきっかけに、中学校は近所の元底辺中学校に通うようになりました。

そこは白人労働者階級の子どもたちが通う中学で、9割以上白人の英国人。

英国社会の縮図のような学校です。

この本では、息子の中学校生活を通じて、「人種差別」や「経済的な格差」、「LGBTQなどの多様性」について、息子と一緒に筆者は考えていきます。

これからの時代を生きていく上で、とても考えさせられる本で、日本人でも読んでおいて損はないなと思いました。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 僕の感想・意見

この本で書いてある事例をもとに、いくつか僕の意見も交えて書いてみようと思います。

日本との違いがあって、とっても面白かったです。

宗教について

宗教について

筆者が生活する英国では、キリスト教が主流です。

キリスト教がいい悪いは別にして、考え方としてローマ・カトリック教会は、IVF(体外受精)を認めてないようです。

筆者は息子をIVFで出産したようですが、「うちはIVFなのよ」とはとても言える環境ではなかった、と言っています。

日本にいたら、なかなかピンとくる話でもないですよね。

経済格差について

経済格差

英国での経済格差についてリアルに書かれていました。

筆者の息子が友人に「どんな夏休みだった?」と聞くと、「ずっとお腹が空いていた」と言った子がいたようです。

こちらの会話が、僕はとても印象的でした。

僕は小学校は公立、中学から私立に通っていました。

中学は私立だったので、みんな裕福な子たちばかり。

当時は何も意識していなかったですけどね。

でも、小学校は地元の普通の公立小学校だったので、貧富の差は普通にあったと思います。

あの当時、もしかしたらお腹を空かせた夏休みを送っている友達もいたかもしれないな、と少し思いました。

日本の貧困率は、15.7%です。(2018年厚生労働省データ)

改善すべき課題なのかなと思います。

多様性について

多様性

みなさんFGM(女性器切除)というワードをご存知ですか?

僕はこの本を読むまで知らなかったんですけど、アフリカや中東、アジアの一部の国で行われる習慣のようです。

文化や宗教、社会的理由で女子のためになると信じられているようですが、不妊や精神的トラウマ、最悪の場合、出血や感染症のため死に至ることもあるようです。

英国では80年代に違法となっているようですが、一部の移民コミュニティでは密かに行われているようです。

筆者の息子の中学に黒人女子の転入生がいたようです。

筆者は、その子のお母さんと話す機会があったようで、地雷を踏まないように慎重に話していたようですが、ちょうど夏の時期だったようで、英国の社交辞令の「どこかホリディに行くの?」と口にしたようです。

すると刺すような目つきで「アフリカには帰らないから、安心しな」と言われ、さっさと立ち去られた、といった経験が書いてありました。

多様性の社会においては、クラゲがぷかぷか浮かぶ海を泳ぐことに似ている、と筆者は言っています。

つまり、タブーや地雷というのは、異文化コミュニケーションの中では、本当にたくさんあるし、何がヒットするのかは分からないということかと思います。

最後に

多様性

今回は「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」について書いてみました。

いかがだったでしょうか?

僕は日本生まれ日本育ちで、海外に住んだことはありません。

でも、今日のグローバル社会で生きる上で、知っておいた方がいいことはたくさんあると思います。

今日もたまたまDMM英会話でインドネシアの人と話しましたが、インドネシアでは妊娠中絶は違法だという話をしてくれました。

解決できる問題ではないけど、知っておく理解するというのは大切なのかなと思います。

今回紹介した「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」はとても読みやすくて本当におすすめです。

興味がありましたら、ぜひ手にとって読んでみてください。

もし、読む時間がとれない…って人は、耳から聴いて学べるAmazonオーディブルとか使ってサクッと通勤中とかにインプットしてみてもいいと思います。

また、グローバルなことを知りたいというのなら、オンライン英会話がおすすめです。

以下の記事では、実際僕が受講しているDMM英会話について書いています。

ぜひご覧ください!

この記事を書いた人
komo

ちょっぴり繊細長女・マイウェイ次女・甘えん坊ベイビー長男・石橋を叩き気味な妻と暮らす32歳会社員👨
そんな私の毎日をブログで発信中。
自分の不器用さに呆れながらも、なんとか日々平凡な暮らしをしています。
小説を読むのが好き📕
2025年4月まで育休予定🧑‍🍼

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