こんにちは!今回は第26回目になります!
今回は、「ウクライナ侵攻」をテーマに書きたいと思います。
現在22年2月27日の時点での書き込みになります。
今後、事態が変わることもあると思いますが、現時点でのウクライナ侵攻について解説します。
なぜ、このような事態になっているのか
なぜ、大きな問題なのか を説明できたらと思います。
キーワードは、「NATO」「緩衝地帯」「親ロシア派地域」です。
歴史的背景
歴史的背景には第二次世界大戦後に起きた「冷戦」が関係しています。
ウクライナは元々ソ連の一部。ソ連崩壊後の1991年に独立しています。
つまり元々は「ロシアの仲間」の立ち位置でした。
第二次世界大戦後、2つの大きなグループができます。
アメリカを中心とする「資本主義国家」とソ連を中心とする「社会主義国家」です。
それぞれ軍事グループを形成していました。
NATOとワルシャワ条約機構
資本主義国家のグループがNATO (北大西洋条約機構)です。
社会主義国家のグループは、ワルシャワ条約機構によってソ連を中心にハンガリーやポーランドなど8カ国で結ばれました。
しかし、ワルシャワ条約機構はソ連崩壊とともに解体しています。
一方、NATOは勢力を拡大しています。
上記に挙げたハンガリーやポーランドは、その後NATOに加盟しました。
ロシア側から見たら、子分が相手側についてしまった形です。
NATO加盟国は、どんどん増えていきました。
日本でイメージするとこんな感じです。
中国や韓国・北朝鮮、ASEAN地域が一体となって軍事同盟を組んでいる。
かなり圧迫感がありますよね。
ロシアの事情
ロシアの国事情として「国土が広すぎる」という問題があります。
防衛が難しいんですね。
これはイメージすると、泥棒から大豪邸を守るのに似ています。
小さい家なら泥棒から守りやすいけど、広い家なら全て細かく監視するのは難しい。
裏庭とかから、やられそうですね。
そんな国土事情があるのがロシアです。
だから、ロシアには「緩衝地帯」が欲しいのです。
緩衝地帯とは、クッションのような地域。
敵国が「陸続きの隣の国」なら嫌ですね。
せめて、隣の隣の国にあった方がいい。
ウクライナは、ロシアの隣の国です。
だから、ロシアはウクライナに敵国になって欲しくない。
NATOに加盟して欲しくないわけです。
親ロシア派地域
ウクライナの事情を説明します。
ここでは、親ロシア派と親欧米派に分かれているのですね。
親ロシア派は、「隣国で大国」のロシアと仲良くした方がいいという人たち。
一方で新欧米派の意見は、国内の豊かさが関係しています。
先ほど挙げたハンガリーやポーランドは、NATOに加盟してから経済が成長し、国内が豊かになっています。
ロシアよりも、欧米諸国の仲間に入った方がいいと考える人の意見も理解できます。
そのような形で、国内が二分されている事情があります。
ロシアはこの親ロシア派に手厚い処遇をしています。
これらの地域を「親ロシア派地域」と言います。
なぜ、大きな問題なのか
なぜ、大きな問題なのか
それは前回の世界大戦のきっかけと酷似しているからです。
第二次世界大戦は、ドイツがポーランドを侵攻したことから始まります。
ポーランド侵攻の名目としては、ポーランド内にいるドイツ系住民の保護です。
しかし実態としては、ドイツの領土回復でした。
ドイツは第一次世界大戦後、領土が縮小されていました。
今回のウクライナ侵攻。
この事態に酷似していると思いませんか?
今回ロシアは、親ロシア派地域の独立を名目に、ウクライナに侵攻しています。
しかし実態としては、ウクライナ領地内のロシア関係地域の拡大。
ソ連崩壊後、ロシアは領土を縮小しています。
この状況が、第一次世界大戦後、領土回復を狙うドイツと酷似しています。
第二次世界大戦は、ドイツがポーランドに侵攻した後、ポーランドの同盟国であるイギリス・フランスが参戦。
そして大国が戦争に参加したことにより、世界大戦に発展しました。
ウクライナ侵攻では、現時点で大国の参戦はありません。
最後に
今回はロシアの「ウクライナ侵攻」について書きました。
現時点では第三次世界大戦になる可能性は低いようです。
大国の参戦の可能性が低いからです。
これは核保有国同士、戦争になると大変なことになることは明白だからです。
しかし、可能性はゼロではないです。
引き続きニュースをご覧いただければと思います。
これを読んで「少しでも今回のウクライナ侵攻について分かった」という方がいれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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