Vol.69 【解説】参議院選挙の論点 

知っておきたい社会の話

※この記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは!今回は第69回目になります!

今回は、「参議院選挙の論点」について書きたいと思います。

7月10日に参議院選挙があります。

みなさん、投票には行かれますでしょうか?

めんどくさいから行かない、なんて人も多いのではないでしょうか?

実際、僕も20代前半の頃は、行ってなかったです。

最近になって「大人としてちゃんと選挙に行こう」と思い始めました。

今回は、22年参議院選挙について、論点になるテーマを僕なりに解説できればと思います。

選挙に行くきっかけや、政治について勉強するきっかけに少しでもなれば嬉しいです。

ぜひ最後までご覧ください。

スポンサーリンク

今回の選挙のテーマ

選挙

いくつかありますが、大きくは2点。「国防」「物価上昇」です。

それぞれ僕なりに解説したいと思います。

また、電力不足が懸念される「エネルギー」についても解説します。

国防

国防

国防の論点としては、安全保障(日米関係)と憲法改正ですね。

安全保障(日米関係)

現在、ウクライナ戦争によって、いつ世界で戦争が起こってもおかしくない、といった状況に変化しました。

そこで問われるのが日米関係。

日本とアメリカでは安全保障条約を結び、日本が有事の際、アメリカが協力することになっています。

ただし、アメリカがどれほど関与してくれのか(守ってくれるのか)が不明確になりつつあります。

アメリカが「世界の警察」から手を引いているからですね。

詳しく説明すると長くなるのですが、アフガニスタンではアメリカは軍隊を引き上げています。

軍費には多大なお金がかかるし、もちろん戦争は人の生死に直結するものなので、アメリカの世論では、他国の戦争にあまり関与することを望んでいません。

憲法改正

そうなると、自国の安全は自国で守るしかない。という意見も多くあります。

日本は憲法第9条で軍隊を保持しないと明記しています。

ここを改正するのかどうか、大きな論点の1つだと思います。

「昨今の世界情勢」や「アメリカが世界警察を辞めたこと」で、軍を強化すべきか。改憲すべきか。

それとも、憲法第9条に則り、アメリカに協力を求める形を維持するのか。

難しい問題ですね。

ただ、東アジアでは、中国がここ30年で軍事費を42倍にしました。

大きな脅威であることは間違いないと思います。

ただ一方で、軍拡で相手を刺激するのを避けるべきだ、という意見もあります。

物価上昇

物価上昇

物価上昇においては、色々と対応策が考えられますが、大きな論点として、消費税が挙げられます。

消費税多くの野党で5%に引き下げる案が提案されています。

消費税引き下げメリット

これによって、消費を活性化させ、景気を刺激したいという狙いがあります。

現在日本では、給料が上がらないにも関わらず、物価がウクライナ戦争等の影響により、高くなってしまっています。

当然、消費者は物を買うのを控えます。

物を買うのを控えると、企業側として売上が下がります。

結果として、サラリーマンの給料が上がらす、家計が苦しくなる。といった悪循環が生まれている状況です。

消費税を下げることで、消費者の購買意欲を刺激したいと考える政党も多いです。

みなさんも、消費税が5%になったら大きな買い物をしたい!と考える人も多いのではないでしょうか?

ちなみに、れいわ新撰組の山本太郎代表は、消費税撤廃を訴えています。

消費税引き下げデメリット

一方で消費税引き下げのデメリットもあります。

消費税は貴重な税収源です。

消費税を下げることで、税を回収できず、結果として社会保障のレベルを下げてしまう懸念もあります。

「医療費の補助」や「教育資金」、「公共施設の利用」などですかね。

これに対して、国債を発行することで、財源を確保するなどの対策を挙げている政党は多いです。

エネルギー問題(原子力発電)

エネルギー問題

電力不足の問題が騒がれています。

ここへきて改めて焦点があっているのが原子力発電です。

原子力発電に対して、アレルギーのように拒否反応を示す方も多いかと思いますが、きちんと問題について理解しておく必要はあると思います。

原子力発電に対して、メリット・デメリットを解説したいと思います。

原子力発電のメリット

原子力発電のメリットは、「発電時にCO2を排出しないこと」「発電コストが安定していること」です。

昨今、地球温暖化の観点から、火力発電に対して厳しい意見があります。(発電時にCO2を発生させるため)

そのため、再生可能エネルギーとして、太陽光発電や風力発電が注目されていますが、現時点ではコストパフォーマンスが良くないのが現状です。(電気代が高くなってしまう)

また、太陽光や風力は、どうしても自然の力を利用するため、晴れの日があれば曇りの日もあったり、風が吹いたり吹かなかったりと、安定感には欠けます。

その点、原子力発電は、発電量やコストの安定感もあり、電力不足や電気代の心配は少ないです。

また、火力発電と違い、CO2の排出量からも地球温暖化を促進させないエネルギーだと言えます。

原子力発電のデメリット

原子力発電のデメリットは、東日本大震災の結果の通りです。

事故が発生すると深刻な被害を生んでしまうという点です。

日本は世界でも有数な地震大国です。

南海トラフ地震や首都直下型地震の可能性を秘めている中、再度稼働させるわけにはいかない!といった声も多くなります。

また、「あなたの町に原発置きます。」と言われたらどうでしょうか?

理論上メリットが多くても、心理的に難しいのが原子力発電の難しいところです。

放射性廃棄物の処理の問題もあります。

最後に

今回は「参議院選挙の論点」について書いてみました。

いかがだったでしょうか。

少しでも、今回の論点が分かったり、選挙に行くきっかけになれば嬉しいです。

また、上記の問題以外にも、少子化対策やコロナ対策、社会保障など論点は様々あります。

どの政党が、どのようなことを言っているのかは、自分で調べてみてください。

個人的には、2時間超と長いですが、党首討論会を見るのがいいと思います。

文章で書いてある内容を読むよりも、党首の思いが伝わります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました