こんにちは!今回は第165回目になります!
今回は、「売上を、減らそうーたどりついたのは業績至上主義からの解放ー」という本について書いていこうと思います。
著者は、中村朱美さん。
「佰食屋」という飲食店の経営者です。
こちらの「佰食屋」のビジネスモデルが、とってもユニーク。
今回の記事では、「佰食屋」について書かれている「売上を、減らそう」という本のレビューを書いていこうと思います。
起業に興味ある方、飲食店経営に興味ある方、短時間労働に憧れている方!
ぜひ最後までご覧ください。
佰食屋とは?
それでは早速、「佰食屋」について、紹介したいと思います。
佰食屋とは、ズバリ、こんなお店です。
- 営業時間3時間半
- どんなに売れても100食限定
- 飲食店でも残業ゼロ
なんだこれは?
と思う方も多いと思いますが、
この限定100食ということが、営業時間3時間半・残業ゼロにつながっています。
「1日に売るのは、絶対に100食だけ」
こんな制約をしたのは、理由がありました。
飲食業界は一般的にブラック業界と言われます。
長時間労働は当たり前、慢性的な人手不足。
でも、この本の著者中村朱美さんは、
「どうせやるなら、自分が嫌なことを従業員にさせない会社をつくりたい」
と思ったそうです。
そこで決めたのが「1日100食限定」
結果的に、営業時間3時間半・残業ゼロという、飲食業界の中で異端のホワイト企業を作り出したそうです。
佰食屋式ビジネスモデルが生み出したもの
「業績至上主義」というのが、飲食業界に関わらず一般的ですよね。
僕の会社も、もちろんご多分に漏れずそうで、毎年売上目標は上昇していきます。
なんだか、終わりのないラットレースみたい…と、何度思ったことか。。。
佰食屋は、この業績至上主義を手放して経営しています。
なにせ、本のタイトルが「売上を、減らそう」ですから。
100食というのは、なんとなくキリがいいからと始めたようですが、このビジネスモデルが生み出したメリットはたくさんあるようです。
上記しましたが、営業時間が3時間半で、残業ゼロというのは、何よりも魅力の一つ。
僕なんかも、小さな子どもがいるので、できるだけ早く帰りたい。
だから、拘束時間が短いのは、とってもありがたいですよね。
他にも、フードロスの削減。
一日100食しか売らないので、食材が余るということはほぼないようです。
これこそ、とっても今どきじゃないですか?
日本のフードロス年間523万トン。
毎日1人あたり、ご飯茶碗約1杯分捨てている計算になるようです。
このフードロスがないというのは、環境面でもとってもいいビジネスモデルですよね。
あとは、シンプルな経営だからこそ、どんな人でも働けるよう。
70歳以上の高齢者、日本語が苦手な留学生、ロスジェネ世代の正社員未経験者、障がいを持った方など、さまざまな人が働いています。
シンプルな経営が、結果的に、ダイバーシティ企業にもなったようです。
2017年には、「新・ダイバーシティ経営企業100選」にも選ばれています。
佰食屋のごはん
ここまで書いてきて、「うわっ、すごいビジネスモデルだな」
なんて思った方も多いはず。
でも、肝心な料理は?というと、めちゃくちゃ美味しそうなんです。
そもそも、なぜ著者の中村朱美さんが、飲食店を開いたのか。
それは、旦那さんの食事がめちゃくちゃ美味しかったから。
新鮮で上質な国産牛を特製のごはんにのせたステーキ丼。
これが本当にびっくりするくらい美味かったようです。
旦那さんの夢が定年後に自分のレストランを開きたいということ。
それを、著者の中村朱美さんが焚き付けて28歳でオープンしたそうです。
ちなみに、この佰食屋、京都にあるようです。
僕が住んでいるのは、大阪。
ぜひ、一度食べに行きたいですね。
最後に
今回は「売上を、減らそうーたどりついたのは業績至上主義からの解放ー」という本について、書いてみました。
こちらの「佰食屋」のビジネスモデル、とってもいいですよね。
他の業界にも広まってくれたら、日本は、もっと時間的に豊かな人が溢れて幸せな国になるんじゃないかな?
なんて思いました。
このビジネスモデルが気になる方は、是非本を手にとって読んでみてください。
ちなみに、佰食屋でも、最初はなかなか集客ができず困ったようです。
それを救ったのは、なんとお客さんの個人ブログだったそうですね。
それがYahoo!ニュースにリンクされて、その日を境に、多くの方が来店したそう。
ブログも夢がありますね!
僕のブログも何かのきっかけになったら嬉しいです。
もしよければ、以前の記事で、ブログを始めて2ヶ月経った時の心境を書いています。
是非合わせてご覧ください。
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