こんにちは、みなさん!
今回は、“子育て中の親が絶対に読むべき本”について、紹介させていただきます。
みなさんは、『ママになったら沼でした(ママヌマ)』についてご存知でしょうか?
著者は、“しりひとみ”さん。
しりさんのキレッキレの文章から構成される育児エッセイです。
これがとにかく面白いし、たまにシリアスなのが、とても良い!
育児中に限らず、プレママやプレパパにもおすすめです。
ぜひ、みなさんに読んでもらいたので、ブログで紹介させていただきます。
それでは最後までご覧ください。
ママになったら沼でした|内容
それでは、簡単に『ママヌマ』の本の内容について説明します。
この本では、“著者の妊娠から出産、そして子どもが1歳の誕生日を迎えるまで”の約1年半について綴っています。
この1年半の怒涛の日々を、ユーモア溢れすぎる文章で語っています。
これは、みなさん読んでみて体験してください。
「ヌフッッッッッッ!!!」
と、腹が捩れるくらい笑けてきます。
ママになったら沼でした|面白い部分について
大概コミカルな部分なのですが、著者の文章がキレッキレで面白すぎる。
冒頭すぐに妊娠発覚の部分があるのですが、そこの部分がめちゃくちゃ好きです。
そのまま引用します。
妊娠発覚の瞬間というと、「ウッ!」と手で口を押さえながらトイレに駆け込み、「これって、まさか・・・」と自身の変化に気づく大変ドラマチックなものになることを想像していたのだが、私の場合は完全ある「虚」だった。 吐きそうになるとか眠くなるとか、そういう変化がマジで何もなかったのだ。 中2のとき、吹奏楽部のコンクールで私がミスったせいで賞を逃し、怖い先輩たちに舞台裏で「オイ‼︎」とでっけえ声で怒鳴られたときの方が5億倍くらい吐きそうだった。
他にも、
「0歳児とどんな会話をすればいい?」という、私の悩みをピンポイントで解決するサイトを発見した。見てみると、1行目からこのような文言が書かれている。「赤ちゃんは日常的なやりとりの中で言葉を習得していきます」 ヤベッ!現状、私の声よりテレビの音の方が多く聴いてしまっている気がする。このままだと「楽天モバーイル!」が息子の第一声になってしまう。
など。
日常生活をどうしてここまでコミカルに描けるのか、謎。
ママになったら沼でした|シリアスな部分について
時にはシリアスな部分もあります。
例えば、出生前診断。
赤ちゃんが、ダウン症である確率が、非常に高いことがわかりました。
“産むのを諦めるのか”
なんて、ことも考えたことを赤裸々に書いていました。
そのことについて著者はこう記しています。
この本では「育児って意外に楽しい」という希望をテーマに書くと決めていた。だからそれに沿って、面白い部分だけをふるいにかけて書くこともできた。けれど私が経験したあの1週間は、間違いなく人生でもっとも「命」というものに向き合った時間だった。妊娠とは単に子どもを授かることだと思っていたが、それだけではなく「自分ではない人間の命を握ること」なのだと、痛いほど思い知らされた。
こうしたシリアスな部分もあるので、ただ面白いだけでなく、出産育児について考えさせられる本になっています。
ママになったら沼でした|夫について
この本で登場する旦那さんが、めっちゃ面白いんです!
普段は物腰柔なかな人らしいのですが、ひとたび相手に悪意があると分かると、徹底的に論理で追い詰め最悪の場合は訴訟にまで発展させる人。
詳しくは、しりひとみさんのnote「住んでるマンションを退去したら被告になった話」を読んでみてください。
そんな旦那さん、めっちゃ独特。
子どもの名前の話になった時、
「この国を守る存在になってほしいから、国守はどう?」と聞いたり、
胎児ネームに“ハピ男”と名付けたり。
ちなみに、「え?ハッピーに過ごしてほしいから、ハピ男ですけど…」
と、当然ですが?という表情で返してきたようです。
名前以外にも、この本で節々に独特な感じが出ています。
最後に
今回は、『ママになったら沼でした(通称ママヌマ)』について書いてみました。
これは、本当にみなさんに読んでもらいたい。
めっちゃ面白いから!
そして、色々と共感できるから!
ぜひ、手にとってご覧ください。
あと、もう一つ子育て中の親に読んでもらいものがあります。
それが、『父は忘れる』という名文。
こちらについては、以前のブログで書いていますので、こちらもご覧ください。
コメント