こんにちは!今回は第68回目になります!
今回は、「動物の権利とビーガン」というテーマで書きたいと思います。
先日、『「動物の権利」運動の正体』という本を読みました。(22年5月27日発行)
著者はジャーナリストの佐々木正明さんです。
僕は動物愛護団体の人でもないし、ビーガンでもないし、なんなら好物は“焼肉”と答える一般人です。
でも、一方で、「動物の権利」や「ビーガン」というのは、21世紀のトレンドであるのは間違いないです。
少しでも知っておいて損はないと思います。
今回は、僕がこの本の中から、いくつか紹介したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
ビーガンとは
まず初めにビーガンについて説明します。
ビーガンは、女性に人気の健康志向の生活スタイル、といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
しかし、この本で引用された「ビーガンという生き方」(マーク・ホーソーン著、井上太一訳)によると以下のような定義がされているようです。
「『VEGAN=ビーガン』という言葉は、完全菜食主義などと訳されて、豆腐と玄米を好む極端な食事法、女性に人気の健康志向の生活スタイルとみられてきた。しかしそれは薄っぺらな理解と言える(中略)ビーガンとは、動物搾取の産物を可能な限り一掃しようとする考え方で、具体的には、肉・乳・卵・蜂蜜などを避け、衣では絹・革・毛皮・羊毛などを避け、さらに動物実験を経た化粧品を避け、こうした動物搾取を推進する企業や研究に反対する社会運動である」
ビーガンの人は、欧米諸国に多く、アメリカやドイツ、イギリスなどの国々で広まっています。
また、20代や30代に多いのも特徴です。
僕が驚いたのは、男女比。
ビーガン専用サイト「Vomad」によると、女性が81.9%と男性を圧倒しています。
そして、ビーガニズムを貫く理由として、「動物のため」が68.1%、「健康のため」が17.4%、「環境のため」9.7%となり、圧倒的に「動物のため」という理由が多いことがわかります。
動物を食べることに対しては、賛否両論あると思います。
難しい問題ですが、両者とも頭ごなしに否定しないというのが、大切なんじゃないかなと思います。
僕も少しは勉強していきたいです。
環境NGO「LIA」
こちらの本ではLIA(Life Investigation Agency)という団体が紹介されています。
団体の中心は「ヤブキレン」さんと「ミミ」さんという方です。
彼らは和歌山県の太地町に滞在しています。
これは和歌山県太地町で行われる「イルカ漁」をドローンやSNSを駆使し、世界に発信するためです。
みなさん、「The Cove」という映画を知っていますか?
2009年に公開され、アカデミー賞もとった映画です。
これは、イルカの群れを入江に誘導して捕殺する追い込み漁を撮った映画なのですが、これに触発されて多くの活動家たちが太地町に来るようになりました。
中でも有名なのが、反捕鯨団体シー・シェパードです。
過激な活動だったので、日本ではいいイメージを持つ人は少ないと思います。
僕としては、実際にLIAを見たわけでもないので、実情は分かりませんが、この本によるとLIAは節度を守って活動を行なっているようです。
いずれにせよ、日本人活動家も存在し、それが世界に発信され興味を持たれていることはたしかです。
日本の捕鯨活動については、イギリスのジョンソン首相も批判的なコメントをしています。
動物の権利
動物の権利というと、「競馬」「動物園・水族館」も関連してきます。
まず競馬から。
競馬は正直僕も反対ですね。
好きな人には申し訳ないんですけど、人間の賭け事のために鞭で叩かれ、走らされて。
馬が可哀想だな、と思っています。
ただ、動物園や水族館というと難しい問題かな、と思います。
普段は見られない動物を、間近で観察できるのは貴重な体験だと思います。
僕自身も小さい頃、「ライオンが見たい!」といって動物園に足を運んだことがあり、とても感動したことを覚えています。
一方で、動物の立場からすると、家族と引き離されて、自分の望んでいない環境で暮らすことを余儀なくされているのは事実かと思います。
本当に難しい問題ですね。
ただ、このような意見がある、ということを知っておくことが大事なんじゃないかな、と思います。
最後に
今回は「 動物の権利とビーガン」というテーマで書いてみました。
いかがだったでしょうか。
難しい問題ですよね。
動物の権利を謳うことも分かるし、一方で人間至上主義と呼ばれても仕方ないけど、今の生活を維持したい思いも理解できます。
ただ、このような両者の意見が存在することは、知っておいて損はないと思います。
気になる方は、実際に本を手にしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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