Vol.70 DXとスケールフリーネットワーク 

DXとスケールフリーネットワーク 知っておきたい社会の話

※この記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは!今回は第70回目になります!

今回は、「DXとスケールフリーネットワーク」について書きたいと思います。

DXについては、SDGsに並んで、最近よく耳にします。

僕は、仕事でスーパーマーケットの人とよく話すのですが、「SDGs」と「DX」は業界のトレンドですね。

スーパーマーケットに限らず、どの業界でも重要になってきていると思います。

今回は、「スケールフリーネットワーク(ものづくり日本だからできるDX)」と「マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDX」という本を参考に、DX とスケールフリーネットワークについて書きたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

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DXとは

DX

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、なんなのか?

それは、「企業文化改革」と書かれています。

変化の激しい時代の中で、企業は積極的にデジタル活用を推進しています。

日本では、電子印鑑を導入したり、会議をオンライン化したり、様々な企業でデジタル活用を進めています。

でも、これだけでは本当の意味でのDXとは言えないようです。

DXとは、デジタル技術によって、企業文化を丸ごと変化させてしまうことを言います。

つまり、一部の部分だけIT化しても本当の意味でのDXとは言えないようです。

(参考本:マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDXより)

国内のDX成功例 コマツ

Komatsu

DXの分野で1番有名な成功事例というとコマツですね。

コマツは建設機器を製造するだけのメーカーから、ソリューションを提供する企業に変革したようです。

建設機械にセンサーを取り付け、「施工実績」や「健康状態」に関するデータを蓄積。

こうして世界中の建設現場から収集されたデータから、建機の故障発生を予想したり、交換部品の生産・供給計画に活用しているようです。

建設現場って、本当に事故があると大惨事ですもんね。

こうやって、安全を提供することが、どれほど有難いのか、素人の僕でも容易に想像できます。

(参考本:マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDXより)

これからの日本のDX

日本のGDPの約2割が製造業です。

製造業がDXをうまく導入できるのかが、日本の将来を占います。

ここでキーワードとなってくるのが「スケールフリーネットワーク」です。

(参考本:スケールフリーネットワーク(ものづくり日本だからできるDX)より)

スケールフリーネットワークとは

スケールフリーネットワーク

スケールフリーネットワークとは、空港をイメージすると分かりやすいと思います。

日本では、羽田空港は色々な空港とつながっていますよね?

羽田空港などは、ハブ空港と呼ばれ、各地方空港と繋がっています。

これと同様にネットの世界でも、同じことが言えます。

一部のウェブページに、大量のリンクが集中しています。

ウェブページが空港、リンクが路線便だと例えると分かりやすいかな、と思いますが、そんなイメージです。

(参考本:スケールフリーネットワーク(ものづくり日本だからできるDX)より)

スケールフリーネットワークの強み

スケールフリーネットワーク

スケールフリーネットワークの強みは、この大量のリンクです。

例えば、アマゾンのページには大量のリンクがあります。

こうすることで、「アマゾンで検索すれば何でも見つかる」といった利便性が発生します。

グーグルもそうですよね?

「グーグルで検索したら、なんでも調べられる」というメリットがあるからみんな使います。

これらは全てインターネット上で行われています。

(参考本:スケールフリーネットワーク(ものづくり日本だからできるDX)より)

これからのDX

dx

インターネットで起きたことを、産業の世界で起こす。

GAFAをはじめとするインターネット企業が革命を起こしたのは、「小売」と「広告」です。

でも、アメリカのGDPのたった7%にしか値しないんですね。

「スケールフリーネットワーク(ものづくり日本だからできるDX)」では、「フィジカルを舞台とした第2弾の戦いが始まる」と書かれています。

「ものづくり大国日本」には、様々な技術があります。

時には、死んだ化石のような技術が革新を与えることもあります。

小説の話ですが、池井戸潤さんの陸王でも、シルクレイという化石技術が、最終的にシューズのコア技術になりました。

この技術の多様性こそが、日本における強みです。

(参考本:スケールフリーネットワーク(ものづくり日本だからできるDX)より)

ものづくり日本の技術の活かし方

多様な技術を持つ日本がこれから取るべき戦略は、開かれたネットワークを作ることが重要だと書かれています。

コア技術は大切にしながらも、接続部分はオープンにして他社の製品やサービスも含めて自由につながれるようにすることです。

スケールフリーネットワークは、自社だけでやろうと思っても、うまくいきません。

イメージですが、例えば先ほどの「シルクレイ」という技術。

軽くて丈夫な品質という技術ですが、これが他社も自由に使えたら、色々な企業が使いたいと思うでしょう。

他社も使うことで、シルクレイという技術が、思いもよらない使い方ができるかもしれない。

もしかしたら、世界中の企業でシルクレイが使われるかもしれない。

自由に他社とつながれるようになること、これこそが、イノベーションを起こすきっかけになります。(陸王を知らない人には分かりにくくてごめんなさい🙇‍♂️)

GDPの2割を占める製造業で、このようなイノベーションを世界で起こせたら、日本の未来は明るいかも知れませんね!

(参考本:スケールフリーネットワーク(ものづくり日本だからできるDX)より)

最後に

今回は「DXとスケールフリーネットワーク」について書いてみました。

いかがだったでしょうか。

実際に僕が、DXだったりスケールフリーネットワークだったりに、大きく関わっている訳ではないので、僕なりの観点で解釈しています。

納得できなかったり、難しいなと思えたなら、実際に本を手にしてみてください。

どちらもとても分かりやすい本でしたので、おすすめです。

それにしても、日本の製造業、頑張ってほしいですね!

日本の将来について、昨今悲観的な意見が多くあったので、希望が書いてある本を読めて元気になりました。

僕もメーカーに勤める人間として、少しでも日本の将来に貢献できたらなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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