こんにちは!今回は第147回目になります!
今回は、「財布は踊る」という小説について。
みなさん、『財布は踊る』という小説、ご存知でしょうか?
著者は、原田ひ香さん。
こちらの『財布は踊る』は、お金の勉強になって、なおかつ楽しめる小説です。
今回は、こちらの本について、あらすじと感想・レビューを書いていこうと思います。
ネタバレも含みますので、ご注意ください。
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
財布は踊る|あらすじ
主人公は、子育て中の専業主婦の葉月みづほ。
好きな雑誌は図書館で読み、食材は特売を狙って1円でも安いものを買うという節約女子。
なぜ、節約をしているかというと、彼女には夢があった。
それは、家族でハワイ旅行にいくこと。
念願かなって、ハワイに行き、彼女は夢だったルイ・ヴィトンの財布を十万円で買います。
みづほのイニシャルも入れてもらいました。
事が起きたのは、帰国してから。
夫に、クレジットカードの請求の話を聞いた時です。
発端は、夫が、
「俺ってすごいよなあ。クレジットカードをあれだけ使っても、やっぱり請求額三万なんだよな」
と言ったことだった。
そんなことあるわけがない。
何かがおかしい。
だって、ハワイであれだけお金を使ったんだから。
夫に、「調べてみて」と懇願するも相手にされず、逆ギレもされ…。
しかし、みづほは不安を解消できず、粘り強く調べ続けました。
その結果、とうとう、事の原因が分かりました。
原因は、夫がクレジットカードをリボ払い設定にしていたから(しかも、それを夫は自覚ないまま設定していた)。
借金の総額は二百万超え。
みづほは新品のヴィトンの財布を泣く泣くメルカリで売却します。
そして、この財布は、物語で合計6人に巡り渡ります。
実はこの小説『財布は踊る』は、主人公みづほだけのストーリーだけではありません。
それぞれ、このみづほが手放したヴィトンの財布を持つ人物の、短編小説の組み合わせになっています。
この小説では、みづほの金銭トラブル“リボ払い”から始まり、怪しい情報商材や株での失敗、奨学金返済などなど。
身近に起こり得る金銭トラブルを、小説でリアルに描いています。
この財布を巡って、一体どんなストーリーが展開されるのか。
お金にまつわる色々なトラブルを抱える登場人物と、一緒にお楽しみください。
財布は踊る|レビュー
※ここから、ネタバレ含む記事になります。
こちらの小説、冒頭でもお書きしましたが、お金の勉強になるし、とっても楽しめました。
金銭トラブルの指南書でもあると思います。
今回のみづほの事例ですが、ここであるのは、“リボ払い”。
昔、中山エミリさんのCMで、かなりキャッチーに宣伝されていましたが…。
あれ、本当に恐ろしいですよね。
リボ払いって、要は借金ですから、あんな風に宣伝されると、ついつい問題ないものだと勘違いしてしまいます。
さて、話を戻して『財布は踊る』について。
先ほども記述しましたが、身近に起こり得る金銭トラブルを、小説で書いてあるので、読みやすいし、とっても勉強になりました。
最後、みづほは、大家業を始めていて、資産を築き上げています。
でも、一筋縄で行かなく、足元を見られて大金を失ったことも書いていますし、そこら辺もしっかり記述することで、やっぱりお金持ちになるのって容易ではないなと釘を刺されるような気持ちになりました。
財布は踊る|実践できること
この小説『財布は踊る』では、金銭面での様々な実践できることを紹介しています。
例えば、奨学金の裏技や、格安スマホの活用、楽天経済圏の活用(小説では安楽経済圏)、つみたてNISAの実施などなど。
僕の場合、実施していることとしては、格安スマホとつみたてNISA。
格安スマホは、最初はUQモバイルを使っていたのですが、最近はHISモバイルを使っています。
7GB使える設定にしていますが、先月の請求は993円でした。
あとは、つみたてNISA。
ネット証券で、毎月コツコツと入金しています。
最後に
今回は、『財布は踊る』について書いてみました。
金銭トラブルは、できたら起こしたくないものです。
巻き込まれないためにも、予備知識は必要だと思いませんか?
楽しく学べる『財布は踊る』は、お金の勉強をしたい人には、ピッタリの小説です。
ぜひ、手にとって読んでみてください。
また、以下の記事では、お金と心理学の本『The Psychology of Money』について書いています。
ぜひあわせて読んでみてください。
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