こんにちは!今回は第88回目になります!
今回は、「心理的安全性」について書きたいと思います。
先日、この心理的安全性について社内セミナーを受けました。
「心理的安全性(psychological safety)」とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のこと。だそうです。
とても勉強になったので、今回ブログに書きたいなと思いました。
ぜひ、最後までご覧ください!
やる気がない社員がいる理由
“部下がやる気なくて困る”なんて思う管理職の方、非常に多いと思います。
「もうちょっと積極的に仕事しろよ」なんて部下に毎日思っている人もいるのではないでしょうか。
でもそれは実は、「やる気がない社員」がいるのではなく、「行動したらよくない事が起こると学習した社員」がいる。ということかもしれません。
人間、失敗して怒られると思うと行動したくなくなりますよね?
でも、挑戦して毎回成功する人なんていないと思います。つまり、挑戦には失敗がつきものです。
失敗して叱られた社員は、次からは挑戦するのをやめよう。と学習します。
そして、「やる気がない社員」が誕生します。
失敗したことをついつい叱ってしまうことありませんか?
ちなみに、失敗したことを叱るという行為は、ミスが減らず「挑戦」や「上司への報告」が減るだけのようです。
心理的安全性を作る4つの因子:話助挑新
心理的安全性は4つの因子で構成されます。
「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」です。「話助挑新」と覚えてください。
話しやすさ
まずは、話しやすさ。
ピリピリした空気の中、上司に話しかけるのは、非常に気を遣います。
また、怒られるのではないか…と不安に思いながら話しかけるのは、非常に億劫です。
大事なのは、「不都合な真実でも話せるか」です。
良い報告だけでなく、悪い報告まで、気軽に話せるかがポイントですね。
助け合い
助け合いに関しては、このように説明していました。
それは「良い相互作用があるかどうか」です。
個人の力が1として、5人のチームの力が5となってしまってるのは、相互作用が働いてない状況と言えます。
心理的安全性があるチームは「建設的な衝突」が多いようです。
これは意見を言っても安全だから、対立があるようです。
建設的な意見は、非常に良い効果を発揮してくれます。
挑戦
挑戦は先ほど書いた通りです。
挑戦して失敗しても、それを受け入れる文化が醸成されていることが大切です。
新奇歓迎
耳馴染みのない言葉でしたが、これは的外れな意見を歓迎するということ。
ついつい、変な意見を言ってしまってはいけない(恥ずかしい)と、意見を述べない人も多いと思います。
でも意外と、変な意見が核心をついていたり、そこから議論が発展することもあります。
奇妙な意見も歓迎することが大事だそうです。
行動にフォーカス
よく上司が部下に言ってしまいがちな言葉として、「危機感を持て!」だったり「やる気を出せ!」だったりします。
でも、危機感だったり、やる気というのは、定量的なものではなく、分かりづらいです。
なので、この場合、行動を促してあげましょう。
例えば、「週に3日以上新規営業先に訪問してほしい」とか、「月末までに報告書をまとめて欲しい」とか。
要は具体的な指示だったら、部下もわかりやすい訳です。
僕の経験
僕自身の経験を少し話したいと思います。
受け手側の方は、山ほど愚痴りたいことはありますが、今回は置いといて、、、
自分が責任者の立場になった時、「ミスした時は早く言って」と口酸っぱく言っていました。
でも、なかなか言ってくれなくて、しれっと誤魔化されてたり、報告が遅れたり。
これは、僕が失敗に対してキツく当たってしまったのかな、と反省しました。
当時のことを思い出すと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
あと、少し話は変わりますが、数年前会社で既婚者からアプローチを受けて困っていた女性社員がいました。
普段からよく喋る間柄だったので、「僕に相談してくれたら、、、」と思いましたが、自分が思っているよりも気軽に相談できる間柄じゃなかったんだな、、、と思いましたね(悲しい)
最後に
今回は「心理的安全性」について書いてみました。
いかがだったでしょうか。
自分は大丈夫だと思っている方も、もしかしたら時に失敗を責めてしまったりすることがあったかもしれません。
かなり意識しないと難しいことかなと思います。
でも、心理的安全性が確保されている職場であれば、とても良い環境ですよね。
一人一人の意識が非常に大切かと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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