こんにちは!今回は第153回目になります!
今回は、コミックエッセイ本の『学校に行かない君が教えてくれたこと』について、書いていこうと思います。
著者は、今じんこさん。
”不登校の息子を持つ母”になります。
この本では、「不登校」の不安・恐れ・偏見に悩んで迷いながら、親子の答えにたどり着くまでを、じっくり丁寧にセキララに描いています。
不登校の子どもを持つ親にとっても、そして、就学前の子どもがいる親にとっても、間違いなく勉強になる本でしょう。
今回の記事では、こちらの本を読んで思ったことであったり、勉強になったことを書いていきたいと思います。
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
学校に行かない君が教えてくれたこと|概要
はじめに、みなさんに一つ質問です。
「不登校」に対して、どんなイメージを持ちますか?
色々な意見があると思いますが、筆者はこのように思っていたようです。
「多様性のこの時代だもん、不登校に偏見なんてないよ!」
しかし、長男が学校に行かなくなった時。
テンパりまくりの日々だったようです。
想像することと、実際に体験するのとは、全然違いますね。
“学校に行かさなきゃいけない”というプレッシャーも抱えて、叱ってしまって自己嫌悪にも陥って。。。
最終的に鬱にもなってしまったようです。
ただ、トライアンドエラーを何度も何度も繰り返し、ようやく「不登校が問題」だと思うことから解放されたようです。
次章では、この本から学んだことを書いていきます。
気をつけて!見逃したくない不登校のサイン
学校のストレスを抱えている子は、何かしらサインを出しています。
筆者の息子さんのサインは、“ぐちゃぐちゃになった筆箱”でした。
みじん切りの消しゴムや、折られ噛まれの極短鉛筆、闇を感じる塗りつぶし。
男子あるあるだと思って、叱ってしまったようですが、後に学校ストレスでの筆箱破壊はあるあるだと知ったそうです。
また、子どもが「学校に行く」という宣言に対しても、過度に喜びすぎるのも注意したいです。
“学校に行けたら母が喜ぶから”
そんな理由で、無理して学校に行っているのかもしれません。
特に、新学期に心機一転頑張ろうと、急に登校しだすことはあるあるだそうです。
一番辛いのは子ども自身なので、自分も気をつけなきゃな、と読んでいて思いました。
不登校時の学校との関わり方
この本では、筆者のリアルな体験が書かれていますが、特にしんどかったこととして、毎朝の欠席連絡が挙げられています。
悪いことしてないのに謝っちゃったりして。
子どもを毎朝否定している気分。
これがかなりのストレスだったようです。
また、給食費の停止。
給食費って、止められるみたいですね。
「給食だけでも行かない?」というプレッシャーを、学校の先生から受けていたようです。
給食費の停止が、『いつか学校に戻す』気持ちを手放すきっかけになったみたいです。
これが好循環。
筆者が、“学校に戻したい”という気持ちを手放すと、息子さんも元気になったようです。
また、この本では、『学校との関わり方がラクになる方法』について、他の不登校親子にアンケートを集計しています。
一部紹介すると、こんな感じ。
また、『教育支援センター』という不登校の小中学生を対象とした居場所もあるようです。
利用できるところがあれば、積極的に活用してみるのもいいかもしれませんね。
最後に
今回は「学校に行かない君が教えてくれたこと」というコミックエッセイについて、書いてみました。
僕は現在、3人の子どもがいます。
そして、長女が年中で、一年半後には、もう小学生です。
わりと繊細な子なので、楽しく学校に通えるかが、ちょっと心配。
でも、この本を読んで、心構えができました。
まあ、実際に経験すると、想像している以上に大変なんでしょうけどね。
学校を楽しんでくれるのが、親にとしては嬉しい限りなのですが、そうでない場合は、無理強いさせないこと。
心にしっかりと刻んでいきたいです。
未就学児を持つ親御さん、そして不登校に悩む方、ぜひこちらの本、手にとって読んでみてください。
そして、最後に、子を持つ親として、ぜひ読んでもらいたい記事があります。
みなさん「父は忘れる」という名文についてご存知でしょうか?
以下の記事で、そちらについて書いていますので、ぜひあわせて読んでみてください。
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