Vol.171 京都アニメーション事件とは?死刑判決を受けた青葉被告の動機や裁判の経過を解説

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事件の概要

2019年7月18日、京都市伏見区にあるアニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ)の第1スタジオに青葉被告(当時41歳)が侵入し、ガソリンをまいて放火した。

この事件で、京アニの社員36人が死亡し、33人が重軽傷を負った。青葉被告も重傷を負い、約10か月後に逮捕された。

青葉被告は殺人や殺人未遂、現住建造物等放火などの罪に問われ、2024年1月に京都地裁で死刑判決を受けた。この事件は、戦争を除く明治以降の日本で最悪の殺人事件となった。

京アニとは?

京アニは1981年に創業したアニメ制作会社で、「けいおん!」や「涼宮ハルヒの憂鬱」などの人気作品を手がけてきた。

高い品質と独自の制作体制で国内外から評価されており、「京アニクオリティー」という言葉も生まれた。

2016年にはアニメ映画「聲の形」で日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した。

事件当時、NHKが京アニに依頼したパラリンピック関連の短編アニメの取材が予定されていた。

青葉被告の動機とは?

青葉被告は、京アニに小説のアイデアを盗まれたと思い込み、犯行に及んだと主張している。

しかし、京アニは青葉被告の小説を一切読んでおらず、盗作の事実はないとしている。

青葉被告は過去に京アニの小説コンテストに応募したことがあるが、落選している。

青葉被告は事件前にも他の出版社に小説を送っていたが、どこも採用しなかった。

青葉被告は自分の小説に対する過剰な自信と他者への劣等感を抱いており、妄想や被害妄想に陥っていたとみられる。

裁判の経過と判決は?

青葉被告は2020年5月に逮捕され、同年12月に起訴された。2023年9月から2024年1月にかけて、京都地裁で裁判員裁判が行われた。

青葉被告は起訴内容を認めたが、弁護側は責任能力の減退を主張した。

検察側は死刑を求刑し、裁判所もこれを採用した。

裁判長は判決で、青葉被告の犯行は「人命の尊さを全く省みずに、36人の被害者の生命を奪った罪の責任は極めて重い」と述べた。

また、青葉被告は「心神喪失や心神耗弱の状態ではなかった」と判断した。

青葉被告の弁護団は控訴の意向を24年1月25日に示した。

事件の影響と今後の展望は?

事件は国内外のアニメファンや関係者に衝撃を与えた。

多くの追悼や支援の声が寄せられ、寄付金は30億円を超えた。

政府は寄付金に税制上の優遇措置を適用する特例措置を取った。

一方で、被害者や遺族への支援の不足や、実名報道の是非などの問題も浮上した。

京アニは事件後も制作活動を続けており、2020年には「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン劇場版」を公開した。

2021年には「ヴァイオレット・エヴァーガーデン: the Movie」が大ヒットし、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した。

京アニは事件からの復興を目指しており、今後も世界に感動を届ける作品を作り続けるとしている。

この記事を書いた人
komo

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